ごあいさつ
代表理事 豊田一成
多くの方々のご支援・ご協力によって、このたび「感覚刺激と脳研究協会」(Brain Research on Sensory Stimulus Association. 以下「BROSSA」という)を社団法人として立ち上げることが出来ましたので、改めてご挨拶を申し上げます。
人類の歴史には、二つ大切にしてきた足跡があると言われています。ひとつは生活を便利にする努力であり、いまひとつは霊を大切にする努力だそうです。今静かに振り返ってみますと、便利さ追求は無機質の物質中心で大きな発展を遂げました。ところが後者については、モラルという段階にまでかみくだいても既に忘れ去られた部分が多いと言わざるを得ません。
つまり、現代の西洋科学はデカルト以来の心身二元論に端を発し、17世紀に入っていよいよ物質中心の自然科学として急速に発展する際に、「心」の問題は置き去りにされました。ところがこの精神と肉体の分離と身体の細分化で構築された科学が成熟と成長の限界に達し、見なおしが始まっております。たとえば、医学でいうならば心の問題も取り入れた伝統医療も包含する「統合医療」的観点からの再構築であります。この動静は決して心身二元論的西洋科学を否定するものではありません。むしろ心身二元+心身一元=心といった積極的観点の台頭といえるのではないでしょうか。
そこで我々は、「人間生活技術戦略2006」に則って、五感を通した感覚刺激によって脳力開発、創造性の育成、疾病の予防や健康増進を図る研究と実践を追究すると共に、五感の域にとどまらず、前五識(五感)+第六識(意)の段階から第七識(末那識)、第八識(阿頼耶識)をも視野に入れた、唯識論的見地から人間を成長させる術の科学的追究をも目指しております。もちろんこの過程で脳が大きく関与することは言うまでもありません。
本法人は、五感+第六感・直感・勘・感性・共感・共鳴にまで思いをいたし、人類の発展に寄与できるよう努力を傾注する所存です。さらなるご支援・ご協力をお願いします。
